大学の言語研究室に籍を置いていた猿田は、女に関しては何をしようと自由という条件で世界自由国家情報機構〈ＷＦＣＩＡ〉に引き抜かれた。得意の語学と天才的な口説きテクニックで世界中を飛び回る彼のもとにＷＦＣＩＡ本部から、ソウルで共産圏のスパイが労働争議を煽動しているとの情報が入る。猿田は事件の根幹を求めロンドン、パリ、そしてモスクワと各国の美女情報員と接触、女体を充分に堪能しながらも陰謀の核心へと迫った。