マイヤは、グウィナー王家の血を引く救世主であった。魔女エフェメリスにより滅ぼされた国を逃れた人々は、マイヤを魔女の目から隠し育ててきた。しかし、世界に伸ばされるエフェメリスの魔手は速く、マイヤが成人となるまで反撃を待つことはできなかった。村に「白の軍師」が現れ、マイヤは生まれながらの王として、忠臣ゲルハルト等と戦闘竜の部隊を持つタンベイの村へと向かった。竜を駆り、剣と魔法が渦巻く世界を描く傑作ファンタジー第１弾。