価格:¥3080
著者:三國 英實
出版社:筑波書房
発行年月:2000年03月01日頃
ISBN:9784811901893
種類:単行本
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本書は13名の研究者による共同研究。今日の食料品市場を分析するに当たっての共通の問題意識として、(1)WTO体制下での規制緩和と食料品市場の国際化、(2)情報化・システム化の進展と食品産業の新たな対応、(3)国際化のもとでの食生活の変化と食品の安全基準問題、(4)新たな産地形成の課題と持続的農漁業への転換、などを持っている。2つの篇で構成されており、第1篇では、新農基法の制定下での生鮮食品市場再編の特質、食品安全基準のハーモナイゼーション、卸売市場における情報システム化の進展、川下主導型のフードシステムと産地の戦略、食生活の変化と中食市場の拡大問題などが分析されている。第2篇では、主要な生鮮食品、すなわち、野菜、果実、食肉、水産物を対象に、市場の国際化、特に日本の輸入拡大の動向と特質、その規制緩和政策との関連、また輸入拡大が国内の産地へ及ぼしている影響、そして持続的農漁業生産と産地形成に向けての方向と課題などを解明する。
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