慎重に引かれた導火線。計算され尽くした火薬の量。完璧な仕事だ。「あとは点火するだけだ！」「はい！点火します！ドカン」自爆。いつもいつも火点けるの早いって。炎の妖精マリアとの爆弾コンビネーションも板に付いた（？）、駆け出しの発破屋（マインレイヤー）レイン。今回のお宝は、高額買い取りが期待できる機械文明の遺産だ。こいつはラッキーと思いきや、乗り込んだ滑車塔は事故で転落。九死に一生を得たレインも、地図もない未知の坑道を前に、どうやって町まで戻るのか見当もつかない。これってピンチだよね…。人生行き当たりばったり。爆破で明日を切り拓く地下の冒険者が燃える、痛快ファンタジー第二弾。