千年前の封印から目覚めた最後の闇魔術士の少女ーエルリーとの出会いによって、再び王国詠唱士を目指すことを決意した青年クラウス。あるとき、クラウスとエルリーは一枚のチラシを目にした。『我々王国詠唱士試験組合は、王国詠唱士を目指す若者の挑戦を待っています』。そのチラシから、なにやら胡散臭さを感じ取ったエルリーは組合への入会に反対する。だが、試験勉強にいきづまりを感じていたクラウスは、反対を押し切って入会してしまうのだった。しかし…。彼は知らなかったのだ。今、街中の噂になっている殺人鬼による被害者が、すべてそこの組合員であるという事実に！今回はサスペンス・タッチで贈る、アットホーム・ファンタジー、第二弾。