「こ、この地図を父にとどけてくれ。父は、アキロニアの王だ…」コナンと親友のキールタのうでの中で、若い騎士は息絶えた。地図には、国境地帯のボッソニア反乱軍の位置や兵力がかきこまれている。「よその国のことにかかわらないで、早く狩りにもどろう」とキールタはいう。だが、コナンは、アキロニアの王都、ガルパランに向かおうと決意する。騎士の臨終のことばにそむくわけにはいかないのだ。のちに伝説の勇者としてその名をとどろかすコナンは、この時１４歳。はたして危険な旅をなしとげることができるのだろうか！