価格: | ¥1980 |
著者: | 武石 彰夫 |
出版社: | 法藏館 |
発行年月: | 1986年01月30日頃 |
ISBN: | 9784831810397 |
種類: | 全集・双書 (法藏選書 39) |
在庫状況: | |
中国のことばを通して仏教を受容し、漢訳によって徐々に仏教を体得していく過程のなかで、真にわが国のことばで仏菩薩の功徳や祖師高僧の行跡を讃える仏教讃歌を生み出したのは画期的であった。深い仏教教義や熱い信仰心をわが声で語り歌ったとき、はじめて仏教は貴賤道俗を超えて平等無差別の歌声となって日本人の心にしみ透っていった。内面の声はさらに昂揚し、親鸞の三帖和讃の思想と文学の融合合一した魂の世界へと燃焼する。教理のなかに文学の心を読みとり、文学のなかに仏の教えを聴きとり、著者は和讃のリズムに誘いかける。