俳句の鑑賞力と作句の力は正比例するもの、と考える著者が、やさしい言葉で、日常の感覚で、一句一句の魅力を説き明かした新しいタイプの俳句入門書。一句を通じて、その作者の心のありように迫り、俳句が個の文芸でなく衆の文芸であることを気づかせてくれる。