その日、引っ越してきたばかりのアンの部屋に突然、男が入ってきた。たくましい体、険しい形相。アンは危険人物かと仰天し、身構えた。すると男は、隣室に住むハンター・ルイスだと名乗った。音楽がうるさいと文句を言う彼があまりにも威圧的なので口論になった。だが、その気難しそうな男はアンの大学の教授だったのだ。それを知った彼女は、できるだけ彼と顔を合わさず暮らすことにした。なぜならアンには、絶対に知られてはならない秘密があったから…。一方ハンターは、生意気な隣人にはさらさら興味がないが、ときおり壁越しに聞こえる大音響のロックに苛々するようになった。そして、ついに堪忍袋の緒が切れる日が来た。なんと彼女の部屋から男性の快さそうな声が聞こえてきたのだ。なんて軽薄な学生なんだ！ハンターが怒りに震え、アンの部屋へ行ってみると…。