ダイアナ・トムリンスンは、テキサス州の小さな町で、治安判事を務めている。いつもは穏やかで平和なこの町が、今は騒然としていた。というのも、テキサスの名門一族出身のマイク・ハリガンが、恵まれない十代の少年たちを引き取って養育するために、農場を開くことになったからだ。町の治安が脅かされるのを恐れる住民たちは、この計画を中止させるようダイアナにはたらきかけた。社会改革の理想を追い続けた父を早くに亡くし、苦労して育ったダイアナは、個人的には、楽観的なマイクの計画に反発を感じていたが、偏見を捨ててこの農場を受け入れるよう、人々に説得した。だが、少年たちは、すぐに住民との間にトラブルを起こし、治安判事ダイアナのもとへ送られてきた。少年たちを引き取りに来たマイクは、謝罪するどころか、ダイアナも含めた町の人々が、最初から子供たちを敵視していると、激しく非難するのだった。