エディー・ケイヒルが脱獄したー。そのニュースに、女性探偵ジョー・オマリーは動揺した。エディーを刑務所に送りこんだのは、ほかならぬジョーだったのだ。「外に出たら、たっぷり礼をさせてもらうぜ」エディーの捨てぜりふは、いまだにジョーの耳について離れない。そんなときジョーは、親友アビーの婚約披露パーティで、天才的な発明家キャメロン・ランドルフと出会う。亡き夫をいまも愛しながら、キャメロンに惹かれていく自分を、ジョーはどうすることもできなかった。しかし、時を同じくして、ジョーのもとに不審な電話がかかりはじめる。脱獄囚エディーの仕業だろうか。調査にのりだしたジョーのもとへ、電磁波発生装置が送られ、包みをあけた彼女を失神させる。使い方によっては人間の脳細胞さえ破壊するという恐ろしい機械だ。さらに、その装置の設計者がキャメロンだと知って、ジョーは愕然とする。