価格: | ¥3300 |
著者: | 大津透 |
出版社: | 名著刊行会 |
発行年月: | 2011年12月 |
ISBN: | 9784839003692 |
種類: | 単行本 (歴史学叢書) |
在庫状況: | お取り寄せ |
律令制は、依然として日本古代史研究の中心的課題であり、とりわけ日唐律令制の比較研究は、その基礎である。1999年の天聖令の発見、2006年の公刊は、この研究に新しい段階を将来した。本書は、この新しい時点に立ち、第一部では、東アジア世界の中で日本の律令継受を位置づけ、古代官僚制の特色、漢字や医学などの文明受容、唐の礼制の継受などをとり上げ、律令制の意義を解明する。第二部では、財政史・軍事史・大宝律令などの分析視角を提示し、第三部では厖大な律令制研究史を回顧し、天聖令公刊の意義について展望している。