ホンマに男って楽やおまへん。美人と道ですれちがうだけでも、心が勝手に反応しよる。「私、あれ必要」とね。続いて「必要と思っても、どうにもならん」と自分に言い聞かせてもため息ついてチョンですわ。つまり、美人発見からため息までがワンセットになってるんですが、それだけやおまへんがな。男の体の中には浮気の虫やら賭け事好きの虫やらイタズラな変な虫が住んでて、スキがあれば暴れてやろと出番を待ってるらしい。本書もそんな本で、著者が今までに出会った虫やら、著者自身が虫だったことから起きた事件など、いろんな話が一杯ですわ。