価格: | ¥4950 |
著者: | 吉田裕(文学) |
出版社: | 月曜社 |
発行年月: | 2021年03月 |
ISBN: | 9784865031072 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
なぜデモや抗議活動の参加者は群衆や暴徒と名指されるのか。なぜ人が集まると危険とみなされるのか。本書ではこれらの眼差しの起源を植民地統治にみる。英米文学からカリブ/アフリカ文学までを扱い、植民地出身の知識人が、否定的な群衆像をいかにして大衆や人民、民衆という主体へと肯椎的に読み替えたかをたどる。ジョウゼフ・コンラッド、C.L.R.ジェームズ、リチャード・ライト、ジョージ・ラミング、グギ・ワ・ジオンゴらをめぐる、新たな第三世界文学論。