私たちの日常は、社会の動きや経済状態だけではなく、からだの調子やこころの浮き沈みによっても左右されます。そうした中で、人は、元気になろうとしたり、ストレスを解消しようとしたりして、心理的な危機を脱しようとしますが、うまく行ったり行かなかったり…。この本は、カウンセリングやセラピーなどの臨床心理的支援によって多くのクライエントをケアしてきた6人によってつづられた「こころを晴らす」方法や考え方をまとめたものです。ストレスマネジメントに代表される心理学的な技法の応用だけではなく、ものの見方の変更や内的世界への気づき、人生を見据えることも、その方法の一つ。さまざまな視点からまとめられた55のヒントのなかに、読者の皆さんにもきっと合うヒントが見つかるかもしれません。