価格: | ¥8800 |
著者: | 舩山 信一/服部 健二 |
出版社: | こぶし書房 |
発行年月: | 1999年06月 |
ISBN: | 9784875591276 |
種類: | 全集・双書 |
在庫状況: | |
明治期の「国家主義」の枠内での哲学研究から、昭和初期の日本概念論哲学の確立への過渡期の哲学研究が本書である。この時期の哲学は第一次大戦とロシア革命からかけ離れた地平においてなされ大正デモクラシーと交わることなく並行線をとっていた、と著者は論じる。大正期には、まさしく「個人」が哲学的思惟の中心課題とされたことのゆえに人道主義・理想主義・人格主義と特徴づけられる哲学が創造された。西田・田辺哲学研究への助走。