子どもと大人の境界線って、どこにあるんだろう…。微妙な年代を生きる彼女たちは、世間からの偏見、大人たちのプレッシャーに押しつぶされそうになっている。そっと耳をすませてみると聞こえてくる叫び、訴え。芽美はスクールカウンセラーとして、そのＳＯＳを身体全体で受け止める。受験、ダイエット、親からの期待、常識…。うんざりするような現代社会の中で、彼女たちの前にぽっかりと開いた落とし穴。一見自由に見えるその世界に、次々と少女たちは流されていく。セクハラ、援助交際、ドラッグ、禁断の恋…。傷つくのは結局、彼女たちなのに。１７歳の生の声を題材に作られた、よりリアルでミステリアスなヒューマンドラマ。芽美の姿を通して見えてくる、真実の１７歳の叫びを、どうか感じて欲しい。些細な日常に隠された数々のシグナル、そしてラストで明かされる『Ｒ-１７』の本当の意味とは…。これはただの学園ドラマじゃない。