価格: | ¥3080 |
著者: | 関根 英爾 |
出版社: | サンライズ出版 |
発行年月: | 2021年02月10日頃 |
ISBN: | 9784883257126 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
チッソに入社した細谷は守山工場に着任。その時、チッソも水俣病も知らなかった。そのことに大きなショックを受け、その後各地の公害事件や労働災害の支援に動く。「水俣病の問題は僕にとってはずっと教師のような存在です。水俣の問題がなければ僕は琵琶湖の問題にそれほど取り組まなかったかもしれない」といい、滋賀の草の根県政深化へと動き環境生協を設立。そして、1989年11月18日正午、奥琵琶湖に浮かぶ漁船の上で、細谷は琵琶湖を抱きしめた21万人の姿を静かに想像していた。わずか半年の準備期間で善意の輪が広がったことに、目頭が熱くなり、「社会の福祉化、福祉の社会化が必要」と気づき「しみんふくし生協」を目指す。生協運動の眼は海外にもむけられた。