価格:¥572
著者:柏木四郎
出版社:彩図社
発行年月:2001年10月
ISBN:9784883922079
種類:文庫 (ぶんりき文庫)
在庫状況:
日本海は韓国で東海(トンヘ)と呼ばれる。この海を古来から多くの人々が行き来した。20世紀初頭、渡海した商人、役人、軍人、教師たち。異国での仕事にかけた彼等がいかに生きたか。明治40年、反ロシア謀略活動の腕を見込まれた明石元二郎は憲兵隊長として韓国に着任する。全土に巻き起こった義兵蜂起と反日英人記者ベセルのペンに対抗し、韓国併合への地均しをする。同じ年、大阪金太郎は教師として国境の町会寧に赴く。生徒の栄養の悪さに驚き、生きた教育で韓人社会から敬意を得る。日本に対する不満が一気に吹き出した時、大阪は冷たい空気の中で希望の光をつかむ。あくまでも日本人としての視点にこだわり、現代日本人に通ずる姿を考える。
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