『愛知県丹羽郡誌』は、大正六年に、丹羽郡教育会によってつくられたもので、郡内（現在の犬山市・一宮市・江南市・岩倉市・扶桑町・大口町）のすべての町村の歴史と住民のくらしを、くわしく記録することで、ふるさとを愛する心をはぐくみ、将来の郷土発展のための資料として、後世に伝えることを目的とした貴重な本です。内容は、大正六年までの、住民の生活のあらゆる分野を記録したもので、町村別の歴史・地理をはじめ、気温／人口／役所・警察／交通／農業・工業・林業・鉱業・畜産・商業・水産などの産業／教育／神社・寺院／名勝旧跡／郷土の誇る人々などくわしく調べられています。多くの写真や地図を使って、現在のくらしへのうつり変わりが手にとるようにわかります。