価格: | ¥3080 |
著者: | 水野治太郎 |
出版社: | 麗澤大学出版会 |
発行年月: | 2008年03月 |
ISBN: | 9784892055362 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
日本初の法学者・穂積陳重は、法の進化に取り組み、その弟子・廣池千九郎は、その方法を継承して人類道徳の進化に取り組んだ。そして日本で最初の独自の「道徳科学」(これにモラロジーと命名)を樹立した。二人は渾身の力を揮って、国家の柱ともいえる精神原理を探究した。穂積は「祖先祭祀」の中に、廣池は「古事記」にみる「生成」の精神を「慈悲寛大自己反省」と表現し、それを人類道徳の根幹にみすえた。廣池千九郎の樹立した、日本で最初の総合人間学・モラロジーの独自性と普遍性を探究する。新たなモラルサイエンス構想を展開した、著者渾身の論考。