行政学の試験で問われる知識はそのほとんどが過去にすでに出題された知識の繰り返しで、それが同じ問題として、あるいは言い方を変えて出題されているにすぎない、過去に問われたことのない問題が出題されたとしても、過去問の知識を発展させた周辺部分からの予想可能な出題であり、こうした傾向はここ数年、特に顕著である。本書は過去十五年分の公務員試験問題を分析して得られた出題可能性の高いテーマをもとに、公務員試験に必要かつ十分な行政学の知識を短期間で習得することができるよう、ひとつの流れにのせて、行政学のポイントを体系的にまとめた受験のための“実戦的基本書”である。