舞台は西海岸、サンフランシスコ。訛りのない標準的なアメリカ英語が平均的なスピードで話されている。スラングや４文字言葉、仲間内だけで通じる造語などが頻出し、なおかつカルチャーに根ざしたジョークが多く飛び出すので、全部を理解するのはとても難しい。しかしそれらをクリアすれば、友人、兄弟、そして恋人同士のごく基本的な日常会話がほとんどなので、学習教材にはオススメ。会話の随所に映画やテレビのタイトル、登場人物名が登場する。例えば、スターウォーズのダースとルーク。アルマゲドンの主題歌など。英語圏の人々には共通の了解事項となっているこれらのキーワードを学ぶことも、英語を使ってコミュニケーションするには大切だ。本書の解説を参照しながら今どきの若いコの会話を楽しんでほしい。あなたはいくつのパロディをみつけられるか。