砦の入口が騒がしい。子分達の叫び声が聞こえる。ついに命知らずがやってきたというわけか。この山賊団の中でもあたしにしか振り回すことができない重い槌鉾にゆっくりと手をかけ、あたしは無謀な挑戦者を迎え撃つために立ち上がった。誰であろうと、あたしが女王の座に着くことを邪魔するやつは容赦なくぶっつぶす。それがあたしのやり方だ。そいつが領民達を苦しめる悪徳貴族の犬だったら文句はない。そうすれば倒した時は気分爽快、今夜は美味い酒が飲めるってもんさ。そんなことを考えながら部屋から出たあたしが見たものは…はたして、リスティはこの未知の敵と戦って勝てるのだろうか？それは戦ってみなければわからない。対戦型ビジュアルブック。