価格: | ¥1047 |
著者: | 祖父江一郎 |
出版社: | 角川春樹事務所 |
発行年月: | 2002年04月 |
ISBN: | 9784894569676 |
種類: | 文庫 (ハルキ文庫) |
在庫状況: | |
前田利家、そして重臣として活躍しながら殉死を命じられた片山延高。二人の死後、いよいよ深まる徳川家康と石田三成の確執は、両陣営の直接対決を不可避のものとした。出家して芳春院と名を変えた前田まつは、「徳川を本尊・加賀を脇侍」として戦いの世を終わらせようとした延高の遺志を継ぐべく、徳川家に対して行動を起こすのだった。一方、家康は関ヶ原を決戦の地と定めた三成の策を読み、着々と戦支度を進めていく。戦国末期をみずみずしい筆致で描く時代小説の傑作。