価格: | ¥2750 |
著者: | 嶋津暉之 |
出版社: | 北斗出版 |
発行年月: | 1999年10月 |
ISBN: | 9784894740068 |
種類: | 単行本 (シリ-ズ・川・湖・海を守るために) |
在庫状況: | |
ダムや河口堰の建設、湖沼の水ガメ化など、何百、何千億という巨額の費用が投じられる水源開発事業は本当に必要なのだろうか。本書は、この疑問にさまざまな角度から答えている。慢性的な水不足というキャンペーンが虚構であることを明らかにする「つくられた渇水」。新たな水源開発なしで工業・水道・農業用水の需要に対応できることを実証する「水需給の分析」。都市の重要な自己水源である「地下水」の利用などなど。水系を改変する土木事業が地元住民の生活や川・湖の自然に与える影響、ひいてはその事業の恩恵を受けるとされる都市住民にどんな被害をもたらすのか。豊富な資料や調査をふまえ、水の浪費を放任する水行政を検証し、将来の水利用のあり方を提案する力作。