大学生の良祐は我儘な恋人に疲れ果て、気分転換にブラインドパーティーに参加する。ほんの気晴らし。だがそこで“ただひとりのひと”を見つけてしまう。暗闇でさえ香る、端麗な容姿、挑戦的な誘惑、クールで甘い瞳。良祐は夢中で、厭世と欲望を滲ませた細い体を抱きつくす。喘ぎ悶えながらも、彼の人の唇と心は冷たく固い、しかしー！？エゴイズム溢れる掛け値なしの純愛書き下ろし。