本書は各疾患の発症機序や病態生理の理解の手助けになるように、まず最初に「免疫応答とその調節」、「アレルギー反応の分類と病態」について数多くのイラスト、表、チャートを用いて解説し、次いで「アレルギー性疾患」、「膠原病と近縁疾患」については代表的な疾患を中心として、発症機序、病態生理、臨床症状、診断の手順、検査法、鑑別診断、治療法などの項目について、ｕｐ　ｔｏ　ｄａｔｅの資料をもとにイラスト、表、チャートを多用して執筆した。特に治療法の項目では病像ないしは病態に応じた具体的な処方例を呈示した。