価格: | ¥982 |
著者: | 生熊文 |
出版社: | 有隣堂 |
発行年月: | 1991年03月01日頃 |
ISBN: | 9784896600971 |
種類: | 新書 (有隣新書) |
在庫状況: | お取り寄せ |
一八五九年に横浜が開港し、「第二のカリフォルニア」になるというニュースは全世界に広がった。統一以前のドイツ諸国のなかで、ブレーメンの商人ギルデマイスターはオランダ人の名目で来日、ハンザ都市と日本との通商条約の締結を画策し、その経過や商業活動の見込みなどを故国に書き送った。本書は、ギルデマイスターの手紙十九通と回想録をとおして、商人の目で見た幕末の日本をはじめて紹介し、ドイツ人クラブの創設に貢献し、在横浜プロシア名誉領事なども務めたその足跡をたどりながら、日独交流史の隠れた側面を浮き彫りにする。