価格: | ¥902 |
著者: | 白倉敬彦 |
出版社: | 洋泉社 |
発行年月: | 2004年06月 |
ISBN: | 9784896918274 |
種類: | 新書 (新書y) |
在庫状況: | |
春画研究の第一人者が奥深い作品世界の味わい方を伝授する!本書は、マニアに偏りがちだった春画の世界を一般読者にも親しんでもらうために著した前著(『江戸の春画』)の続編である。第一部では、今までにない視点から著者独自の枕絵師論が展開される。西川祐信と江戸の枕絵師の影響関係、春信作品の真贋、歌麿作品の近代性、そして、江戸の七大浮世絵師に含まれない“隠れ巨匠”勝川春章の発見である。第二部では、「春画に描かれた性表現」の独自性を、女らしさ、男らしさのジェンダー論を足がかりに西欧美術と比較する。さらに春画に描かれた「腰巻」の意味、母と子の近親相姦問題を母子画像から読み込む。