価格: | ¥1540 |
著者: | 鈴木喜代春 |
出版社: | らくだ出版 |
発行年月: | 2009年05月 |
ISBN: | 9784897774695 |
種類: | 全集・双書 |
在庫状況: | |
青森県の津軽半島にある「十三湖」が舞台です。腰切り田といわれる深い泥田に生きるばばは、男5人、女6人の計11人の子をもうけるものの、赤児がみぞに沈んで、長女が腰切り田で、次男が水車で、夫も不慮の事故で、そうして長男も戦争で次々と死んでいきます。ばばが直面した死を、感傷を取り去って克明に描くことで、大正・昭和の北国の過酷さが映し出されます。1925年青森県生まれの著者は、体験と取材により、ばばの津軽方言で真実を語ります。