価格: | ¥2420 |
著者: | 村瀬学 |
出版社: | 言視舎 |
発行年月: | 2013年10月28日頃 |
ISBN: | 9784905369707 |
種類: | 全集・双書 (飢餓陣営叢書) |
在庫状況: | 在庫あり |
従来のアカデミズムには、古事記を「瑞穂の国」のあらすじにそって解釈してきた歴史がある。そこには本居宣長以来、古事記を稲作共同体とその国家の物語とみなすイデオロギーがあった。その結果、そうした読みではどうしても解釈できない情景がたくさん残されてきた。本書は旧来の読みに対して、古事記は「鉄の神々の物語」であるという視座を導入して、新たな読みを提示する。古事記は「火の神・鉄の神」が「日の神」にすり替えられた物語だという読みである。まったく新しい古事記解読の一ページを切り開く画期的試み!