価格: | ¥1012 |
著者: | 義江 彰夫 |
出版社: | 岩波書店 |
発行年月: | 1996年07月22日頃 |
ISBN: | 9784004304531 |
種類: | 新書 (岩波新書 新赤版453) |
在庫状況: | 在庫あり |
古代末期の東国の反乱者、平将門は巫女の託宣により「新皇」に即位する。託宣に登場するのは菅原道真の怨霊と八幡大菩薩。これを神仏習合思想の劇的な発現とみる著者は、神宮寺の発生から密教の展開、怨霊観念の成立、ケガレ忌避思想と浄土信仰、そして本地垂迹説・中世日本紀にいたる過程を分析し、社会的背景を論じつつ、全体像に迫る。