価格: | ¥616 |
著者: | 宮脇 灯子 |
出版社: | KADOKAWA |
発行年月: | 2010年02月25日頃 |
ISBN: | 9784043943388 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | |
ある日、父が「作家」になった。鉄道の世界を愛した宮脇俊三だ。だが、家族にとっては、子煩悩で優しいごく普通の父だった。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての姿をしなやかに綴る。インタビューに答えて妻を「時刻表みたいな人」といった父と母のこと、真夜中に執筆する父の気配、戒名「鉄道院周遊俊妙居士」の経緯など、静かに描かれるエピソードが心にしみる。