価格: | ¥2200 |
著者: | 黒田日出男 |
出版社: | 角川学芸出版 |
発行年月: | 2012年06月 |
ISBN: | 9784047035096 |
種類: | 全集・双書 (角川選書) |
在庫状況: | |
伝源頼朝・伝平重盛・伝藤原光能像は、足利直義・同尊氏・同義詮像だった。では、神護寺三像は、いつ、なんのためにつくられたのか。三像の「大きさ」に着目した著者は、絵絹や肖像の大きさを比較し、面貌の肖似性を確かめ、ついに夢窓疎石と直義の『夢中問答集』の記述に到達。三像が「互の御影」になぞらえて対の肖像としてつくられ、神護寺に安置されたことを論証する。三像の数奇な運命から南北朝内乱期の歴史を描き出す。