暗黒神アーリマンが封印された〈闇の宝珠〉を見張るため、不死の術を施され、祠の中で三百年の時を刻んできた男ー、魔道士ヴェロネーゼ。今、その男は、アーリマンを復活させる舞台を整えるべく、まず自らがこの地、緑多き大陸に魔物たちを召喚し、世界をしだいに、“闇”に塗りかえようとしていた。一方、対立する光明の女神アフラマツダが封印された〈光の宝珠〉を解く鍵、光の杖は聖王ウェンリーク８世の手の中にあった。そして、それを狙う魔物たちは、すでに城の中へと侵入していたのだ。しかし、運命の定めか、聖王はある一人の女ダーク・エルフによって倒され、光の杖までも、その女に奪われた。父の仇を討つべく、息子であるウェンリーク９世は、ダーク・エルフを追って旅に出るのだが…。