価格: | ¥726 |
著者: | 河辺一郎 |
出版社: | 集英社 |
発行年月: | 2006年04月19日頃 |
ISBN: | 9784087203387 |
種類: | 新書 (集英社新書) |
在庫状況: | |
例えば、国連安保理常任理事国入り問題。アメリカにつぐ国連分担金拠出国として、「当然、もっと大きな発言力を」といった説明がされてきた。しかし、国連外交の舞台で、外務省のこうした言い分は詭弁でしかない。そもしも、日本は分担金の恒常的滞納国である。国連予算の約20パーセントもの額を意図的に滞納することによって、日本の外交は国民の知らないところで、何を実現しようとしてきたのか。本書は公になった日本外交の行動、発言資料を丹念に検証することで、その迷走する闇を解き明かすものである。