価格: | ¥775 |
著者: | 立松和平 |
出版社: | 新潮社 |
発行年月: | 2010年07月01日頃 |
ISBN: | 9784101342054 |
種類: | 文庫 (新潮文庫) |
在庫状況: | |
弁道生活は順調に流れ、「正法眼蔵」の執筆も進んだ。が、男女や身分による差別を否定する教えに、比叡山の弾圧は日に日に激しくなる。道元はついに京を去って、越前志比庄に下ることを決意。新たに建てた修行道場を、この国に真の仏法が第一歩を記したことを意味する「永平寺」と名づけた。日本曹洞宗の開祖・道元の人間と思想の全貌に迫り、その生涯を描ききった記念碑的大河小説。永平寺建立・「正法眼蔵」大成にいたる長編小説完結篇。第三十五回泉鏡花文学賞・第五回親鸞賞。