価格: | ¥946 |
著者: | 中澤俊輔 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2012年06月 |
ISBN: | 9784121021717 |
種類: | 新書 (中公新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
言論の自由を制限し、戦前の反体制派を弾圧した「稀代の悪法」。これが治安維持法のイメージである。しかし、その実態は十分理解されているだろうか。本書は政党の役割に注目し、立案から戦後への影響までを再検証する。一九二五年に治安維持法を成立させたのは、護憲三派の政党内閣だった。なぜ政党は自らを縛りかねない法律を生み、その後の拡大を許したのか。現代にも通じる、自由と民主主義をめぐる難問に向き合う。