価格: | ¥1100 |
著者: | 山本文彦 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2024年04月22日頃 |
ISBN: | 9784121028013 |
種類: | 新書 (中公新書 2801) |
在庫状況: | 在庫あり |
オットー一世の皇帝戴冠(九六二年)を起源とする神聖ローマ帝国は、ドイツを中心に周辺へと領域を広げた。皇帝位は一四三八年以降、ハプスブルク家がほぼ独占。十六世紀に最盛期を迎える。宗教改革、三十年戦争といった混乱を経て帝国は衰退し、一八〇六年に消滅した。弱体に見える国家が八五〇年も存続したのはなぜか。叙任権闘争など、皇帝と教皇の関係はいかなる推移をたどったのか。捉えにくい「大国」の実像に迫る。