価格: | ¥968 |
著者: | 伊藤 貫 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2020年02月07日頃 |
ISBN: | 9784121506771 |
種類: | 新書 (中公新書ラクレ 677) |
在庫状況: | 在庫あり |
冷戦後のアメリカ政府の一極覇権戦略は破綻した。日本周囲の三独裁国(中国・ロシア・北朝鮮)は核ミサイルを増産し、インド、イラン、サウジアラビア、トルコが勢力を拡大している。歴史上、多極構造の世界を安定させるため、諸国はバランス・オブ・パワーの維持に努めてきた。19世紀後半の欧州外交を支配したビスマルク、俊英外相タレーラン、哲人政治家ドゴール。聡明な頭脳とパワーを併せもった三賢人が実践した「リアリズム外交」は、国際政治学で最も賢明な戦略論であり、日本が冷酷な世界を生き抜く鍵となる。