価格:¥13200
著者:河野 哲也/山口 真美/金沢 創/渡邊 克巳/田中 章浩/床呂 郁哉
出版社:東京大学出版会
発行年月:2021年03月30日頃
ISBN:9784130111492
種類:単行本
在庫状況:お取り寄せ
意識的/無意識的に,個人の来歴を表現し,他者に読み解かれる媒体としての顔・身体のあり方をあぶり出し,コミュニケーションの根源を明らかにしようとする新しい学問の概説書.心理学・文化人類学・哲学をはじめとした多彩な分野の主要研究を体系的に集成し,関連分野の研究のヒントが詰まった一冊. 序 顔身体学とは何か(山口真美)   第1章 顔身体学の基礎  1-1 顔身体学概論(金沢 創) 1-2 顔身体論史(河野哲也・田中章浩・床呂郁哉) 1-3 心理学(高橋康介) 1-4 神経科学(渡邊克巳) 1-5 身体化認知(佐々木恭志郎・山田祐樹) 1-6 ロボット工学(温 文・楊 嘉楽) 1-7 文化人類学(床呂郁哉) 1-8 哲学的身体論(河野哲也)   第2章 顔身体学の方法  2-1 科学方法論(佐古仁志) 2-2 心理学実験調査法(氏家悠太) 2-3 神経科学実験法(中島悠介) 2-4 フィールドワーク(西井凉子) 2-5 社会調査(床呂郁哉) 2-6 現象学入門(國領佳樹)   第3章 顔身体学のテーマ:心理学  3-1 顔の心理学1 顔の特性(山口真美) 3-2 顔の心理学2 表情と情動(金沢 創・渡邊伸行・渡邊克巳) 3-3 顔認知の基盤となる脳内メカニズム(岩田沙恵子・月浦 崇) 3-4 顔ニューロンの現在(永福智志) 3-5 顔と魅力(中村航洋・渡邊克巳) 3-6 化粧の心理学(三枝千尋・渡邊克巳) 3-7 顔の多感覚知覚(田中章浩) 3-8 対人関係と顔身体(高木幸子) 3-9 臨床顔身体論(小林俊輔) 3-10 顔身体の動物行動学(金沢 創) 3-11 顔の発達論(大塚由美子) 3-12 顔と加齢(泉家怜奈・朴 白順・月浦 崇) 3-13 顔身体の障害学・病理学ーー相貌失認の現在(永福智志) 3-14 文化は認識に影響するかーー顔身体との兼ね合いで(上田祥行・北山 忍)   第4章 顔身体学のテーマ:文化人類学  4-1 言語と顔身体(菅原和孝) 4-2 身振り,姿勢と模倣(田 暁潔) 4-3 顔身体とトランスカルチャー(佐藤知久) 4-4 ポストコロニアリズム(田中雅一) 4-5 舞踊・パフォーマンス(吉田ゆか子) 4-6 音楽と身体(野澤豊一) 4-7 身体変工(山本芳美) 4-8 セクシュアリティ(田中雅一) 4-9 カワイイ(kawaii)文化(床呂郁哉) 4-10 管理される身体や装い(山本芳美)   第5章 顔身体学のテーマ:哲学・文化  5-1 顔身体の現象学(小手川正二郎) 5-2 顔身体の社会学(後藤吉彦) 5-3 人種の現象学(小手川正二郎) 5-4 「男らしい振る舞い」「女らしい振る舞い」(宮原 優) 5-5 現象学的化粧論(石田かおり) 5-6 身体学ーー「体感と問い」の学(諏訪正樹) 5-7 ロボットとサイボーグ(長滝祥司) 5-8 顔身体とアバター(岡嶋隆佑) 5-9 顔身体と美術ーー描かれた顔,身体(宮永美知代) 5-10 障害学(田中みわ子)   終 顔と身体の関係(河野哲也) コラム 1 身体図式モデルーー顔と協調運動(三浦哲都) 2 ムスリム・ファッション(塩谷もも) 3 湾岸地域の仮面文化ーー顔を隠す? 飾る?(後藤真実) 4 東南アジアのトランスカルチャー状況(床呂郁哉) 5 「複言語使用」とからだがものを言う日常コミュニケーション(吉田優貴)
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