2018年は、映画史上に残る傑作『2001年宇宙の旅』の1968年の製作・公開から50周年にあたる。本書は、この伝説的作品がいかにして生まれたのかを綴ったノンフィクションである。映画界・SF界を代表する二人の天才ースタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークにスポットを当て、その出会いから、実際の映画製作、公開、その後の反響までがドキュメンタリー・フィルムのごとく克明に記録されている。エポックメイキングな傑作の公開から50年、あらためて作品の価値を検証する『2001年宇宙の旅』をめぐるノンフィクションの決定版。