価格: | ¥748 |
著者: | 生島治郎 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 1989年06月01日頃 |
ISBN: | 9784191539709 |
種類: | 新書 (Tokuma novels) |
在庫状況: | |
メナム河に、バンコク在住の貿易商・櫛田昇の死体が浮かんだ。一方、東京では正央銀行の盛部博が絞殺体となって発見される。私立探偵志田司郎が、この二つの殺人に関連性があることを知ったのは、正央銀行頭取・佐竹佑正に、ある事件の調査を依頼されたからだった。その話とは-正央銀行の現金輸送車が襲撃され、車内にあった13億円のうち3億円が持ち去られた。しかもその金は国際金融の投機のからくりを利用して、佐竹が私しようとしていたものというのだ-。為替相場の虚構に挑む、著者会心のサスペンス巨篇!