創業以来初めて減配が避けられない状態に陥った石油化学業界トップである千代田油化の経営の立て直しを図るため、二代目社長・菅沼は緊縮財政を打ち出した。が、放漫経営の中で、甘い汁を吸ってきた営業部門の者たちが担ぎ上げた筆頭専務・西川と、千代田グループの懸案である千代田油化と千代田化成の合併を目論む総帥・里見とが手を組み、猛然と反旗を翻した。やがて、菅沼は追い落とされてしまうが…。