価格: | ¥1210 |
著者: | 古川 順弘/青木 康 |
出版社: | 宝島社 |
発行年月: | 2022年03月10日頃 |
ISBN: | 9784299027702 |
種類: | 新書 (宝島社新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
日本には宗教法人に登録されているだけで、約16万もの神社仏閣が存在する。その数はコンビニエンスストアの数の約3倍にも及ぶ。なぜ、伝統的な宗教施設が、日本にはこれほどまで多くあるのか。それは、日本が四方を海に囲まれ、国土の7割以上が山地という地理と地形が大きな要因の一つである。平野部が少ない日本で人々が暮らすエリアは、山地によって阻まれている。しかし古代では、海や多くの河川による水上ルートで、遠隔地間が活発に交流した。水上ルートでつながった文化的交流によって、各地に信仰が伝播し、多様性が増したのだ。そして人間とその土地独自の自然との関わりから、祈りの場ができていった。本書では、地形と地理の視点から、古くから信仰されてきた神社仏閣の誕生の謎を解明する。