価格: | ¥3520 |
著者: | 錦仁 |
出版社: | 笠間書院 |
発行年月: | 2011年03月 |
ISBN: | 9784305705181 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
人は何を和歌に託し、和歌は何を秘めて続いてきたのだろうか。本書は江戸後期、信越・東北・北海道などを歩き数多くの旅日記や地誌を記した菅江真澄の「和歌」「地誌」に注目する。秋田藩主はなぜ、菅江真澄に、名所探し・名所作りを命じたのか?それは真澄が「和歌」の役割を十分に理解していたから託すことが出来たのではないか。とすれば、その役割とは何なのか。菅江真澄から、日本全土を覆い尽くしてきた、「和歌」が見えてくる。本書はそれだけ根源的な問いを投げかける。日本人にとって、和歌とは何か、と。