価格: | ¥660 |
著者: | 笹沢左保 |
出版社: | 廣済堂出版 |
発行年月: | 2004年05月 |
ISBN: | 9784331610916 |
種類: | 文庫 (広済堂文庫) |
在庫状況: | |
深川仙台堀の本行寺の本堂で読み書きを教えている弥次郎兵衛こと小林一茶は、夜遅く岡っ引きの次郎吉から呼び出しをうけた。浅草花川戸の質屋・加奈屋で北町奉行所の定回り同心・片山九十郎が待っているという。九十郎は事件が自分の手に余ると、すぐに一茶の知恵を借りるのだ。現場に主・惣左衛門の後添いのおるいが首を絞められて殺されていた。その4日前にも若旦那の仙吉が、向島の夜桜を見物中に目潰を顔にかけられ、失明する。という事件も起きていた。二つの事件の接点と縁の下に投げ込まれていた御用提灯の謎。知と情で解く一茶の傑作名推理集。