価格: | ¥691 |
著者: | 高橋義夫(小説家) |
出版社: | 廣済堂出版 |
発行年月: | 2004年05月 |
ISBN: | 9784331610923 |
種類: | 文庫 (広済堂文庫) |
在庫状況: | |
鳥羽伏見の戦いで徳川幕府は倒れ、薩長土肥による明治維新がなった。西郷隆盛は江戸城を無血開城し、それにつづく彰義隊の潰滅と、新政府は着々と体制を築いていった。だが、奥羽地方では、賊軍とされた会津、庄内両藩を中心に奥羽越列藩同盟が成立して新政府に抗戦した。館林藩は官軍の一翼にあったが、羽州分領の漆山陣屋が列藩同盟に組み込まれ藩が敵味方に分かれる悲劇となった。そこへ江戸藩邸から謹慎を命じられ、勝沼精之允がやってきた。維新の荒波に忘れさられた男のあざやかな生き様を彫りおこす。直木賞作家の力作長編歴史小説。