価格: | ¥900 |
著者: | 馬場啓一 |
出版社: | 光文社 |
発行年月: | 1997年08月 |
ISBN: | 9784334072544 |
種類: | 新書 (カッパ・ノベルス) |
在庫状況: | |
“東京サミットに集まる各国首脳を皆殺しにする”という脅迫状がEメールで突撃救助隊「蘭」に届いた。つづいて祝田橋の交番が爆破。使用された爆薬は奇妙なことに、昭和十八年製の旧陸軍のものだった。第二第三のEメールで、彼らは日本に収監されているアラブ人の解放を要求。やがて、皇居の地下には、旧陸軍の膨大な弾薬が埋蔵されていることが明らかになる。各国首脳が参内する瞬間にその爆発を企むテロリスト。皇居そのものが彼らの人質だったのだ。混血の「蘭」隊員・菊谷居作は犯人に迫る。テロリストの意外な正体とその父親との悲しき骨肉の愛。近づくサミット。皇居に刻々と危機が迫る。